こんにちは、JNA本部認定講師の畠中です。

今日の内容は、ネイリストになりたいな!とお考えの方は必見の記事です。
今回はみんなが特に気になる、資格試験について詳しくお伝えしていきます。
ネイリスト検定ってなに?
ネイリスト検定といってもいろんなものがありますが、今回は、
JNECネイリスト技能検定についてです。
ネイリストに関する資格試験がいくつかある中で、JNECネイリスト技能検定試験は歴史も古く、認知度が高いと言えます。
こちらのネイリスト技能検定試験は「3級」「2級」「1級」の3つのレベルに分かれています。
検定を持っていないとネイルのお仕事ができないという訳ではないですが、
取得検定は今の自分の技術レベルの目安だと思います。
持っておくと就職の時に、採用する側もある程度技術レベルを参考にすることもあると思います。
また、お客様にとってもきちんと学んできている証拠となりますので、信頼されるきっかけになると思います。
試験は、各級それぞれ実技試験と筆記試験があります。
受験条件はそれぞれありますが、3級を受けて合格してからでないと2級や1級は受験できません。
3級の場合は、義務教育を終了していれば誰でも受験することができます。
また、合格できれば何級からでも履歴書に書くこともできます。
試験ではモデルもご自身で準備する必要があります。
モデルの条件は年齢が “15歳以上に限る” と要項に書いてありますので15歳以上の方を連れて行くようにしてくださいね!
ネイリスト検定 3級について
3級に合格するということは
ネイリストベーシックのマスター。ネイルケアに関する基本的な技術及び知識を習得している証となります。
試験では、ネイルケア、ネイルアートに関する基本的な技能及び知識が要求されます。
合格ラインとしては、
実技試験は50点満点のうち38点以上
筆記試験は100点満点のうち80点以上で合格となります。
内容は、ネイルケア、ポリッシュカラーリング、アートがメインとなります。
3級は技術も大事ですが、
・セッティングをきちんと整える
・忘れ物をしない
・きちんと決まりを守る
と言う、ネイリストとしての基本や接客をする上での基本ができているか?
ここが大事になります。
ネイリスト検定 2級
2級に合格しているということは
ネイルケアのプロフェッショナル。サロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ&ラップ、ネイルアートに関する技術及び知識を習得している証となります。
試験では、サロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ&ラップ、ネイルアートに関する技術及び知識が要求されます。
合格ラインとしては、
実技試験は50点満点のうち38点以上
筆記試験は100点満点のうち80点以上で合格となります。
内容は、ネイルケア、チップ&ラップ、ポリッシュカラーリング、ネイルアートがメインとなります。
2級は3級よりも技術がしっかり出来ていないと、仕上がりのレベルが落ちます。
特に、ネイルケアの理解度と技術レベルが高くないと、そのあとのチップ&ラップ、カラーリングに影響します。
2級は受験期により、ポリッシュの色の指定色が異なります。
色みにより、レベルが高くなりますが、その分技術はかなり向上することが見込めます。
このことから就職を考えている方は、2級は最低限持っておくことをおすすめします。
ネイリスト検定 1級
1級に合格していると言うことは
トップネイリストの総合プロネイリスト。イクステンション、リペア、ネイルアートの総合的な技術及び知識を習得している証です。
試験では、イクステンション、リペア、ネイルアートの総合的な技術及び知識が要求されます。
合格ラインとしては、
実技試験は50点満点のうち38点以上
筆記試験は100点満点のうち80点以上で合格となります。
1級はイクステンションになりますので、かなり高度だと言えます。
練習量もとても大事ですが、基本的な形の理解、材料の理解が、仕上がりに左右されるので、
誰に習うか?と言うのがとても大事です。
検定では時間もギリギリの人も多いです。
効率もよくて、より仕上がりを良くするにはどうしたら良いのか?
何に時間をかけ、どこを短縮して行くか?など、講師側の経験も大事になると思います。
ネイリスト検定の合格率
ネイリスト検定の合格率は、JNECのHPでも公開されています。
それによると、2018年秋期の合格率では
3級は91.9%、2級は52.9%、1級は42.8%となっています。
3級は独学で受験する方もおられるようですが、2級や1級は50%前後と言うこともあり、
独学で受験したとしても厳しいことも多いようです。
ただできるようになっても、検定会場で色々なハプニングがあったりしますのでそれに対する応用力も大事になってきます。
なので技術についてしっかり理解しておくこと、本番を想定した通し練習をして本番に望むことが合格への近道だと思います。
まとめ
検定と言うのは、ネイル技術の基礎の基礎です。
基礎を固めずに、応用のサロンワークをしていても、必ずどこかで壁が出てきます。
壁を超えるには基礎的な知識や能力がないと挫折してしまいます。
サロンワークでたくさんのお客様に喜んでいただくためには、まずは基礎の検定を怠らずに土台を固めて欲しいと思います。
ネイルスクールbagueでは、本部認定講師による検定対策と、実際に使っているサロン技術を学ぶコースの両方が完備しています。
基礎も、応用も、どちらも固めることが出来ます!
一人一人に合わせたコースのご提案もしておりますのでお気軽にお問合せください。